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GW明け

2008.05.08

今日の象鯨

GW明け。今週は版画プレス機を使ってモノタイプ版画。
モノタイプ版画は「おきて破り」で何でも出来る。薄い物なら何でもスタンプ出来る。がスタンプは直ぐ飽きるのでここはやはり描写をしてみよう。
アクリル板にインクを載せ、そのインクを筆やナイフ、串、布、テレピン等で取りながら絵を描く。
ベタ面の奇麗な黒や、テレピン等で出来た明るいスピード感のあるグレー。インクの乗って無い部分はプレス機の圧力で表面が固められ印画紙の様にも観える。
鉛筆デッサンの描写だけでは発想に無い「モノクロの美しさ」を発見出来る。
この質感や色幅のイメージを持って鉛筆デッサンに戻ると「知る者の色幅」が出る。実体験を伴った表現が無いと説得力にも欠ける。
この授業を経て新たな描写表現が広がる事の意味を良く考えて制作をしてください。
この授業が出来る予備校は無いのではないか?更にモノタイプ版画は「汚す、プレス機に負担をかけやすい、」等の理由できちんとした版画工房では嫌われる技法である。
感のいい生徒は、この制作後素晴らしく色の質等の幅が広がる。
象鯨の学生は良いなー!

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