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アイデアスケッチブック

2009.11.13

コラム

 

専門学校卒業制作
美術予備校では2浪も3浪もする者が多い。僕も3浪だが、専門学校では2年で卒業
我々が浪人している間に卒業して世に出て行く。
当然デッサン力を鍛える時間も、様々な事を試行錯誤する時間もない。
しかしそんな中でいかにそれなりな事を実現するか。
これは短大でも同じ事。
現実的には入学した瞬間就職活動と卒業制作が始まる。
浪人して大学に行った者には解らない。
短大の先生や専門学校の先生は無理を承知で、短期間の学生の現実を工夫する。
長年、2浪3浪が当たり前と思って学生達と夢を追って来たが、今年から高校への営業、専門学校での授業等で、ある意味現実と直面した。
芸術家は正気になっては行けないし、人と同じ目線になっても行けないが。
先日柚木先生が「芸術家はいったいどうやって社会生活をやってるんでしょうね?」
と言ってたのを思い出す。柚木さんは女子美の元学長。ここで言う「芸術家」とは大学教授を含まないのかもしれない。先日ある美術大学の学長と教員6名が大磯に来られた。同じ大学を出て、同じ大学で働く人々を、職場以外で観る事で客観視出来る。
その目で象鯨を客観視しようとすると、案外出来ない。
やはり「解っている事は、『何も解っていない。』と言う事だけ」だな。
それでこの自分で創ったノートに、スケッチをして行く課題。「どうにか様にならんかな」と賢明に生徒の意識を模索する。

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