伊豆半島先端
2010.07.06
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去年の今頃、年寄り事情でばたばたと湯河原から大磯へ仮移住し、そのまま海山へ行かない生活になってしまった。
やはり湯河原は海山へ行く「雰囲気」がある。大磯だって十分に海山なのだが「気分」「乗り」と言うのが人間の行動を左右する。
アトリエや仕事場もそうで、「やる気になる環境」が必要だ。
「場所や気分でやるもんじゃない」と言う意見もあろうが、「僕は神様ではない」気分や環境に左右されるのだ。そんな弱い自分が好きなのかもしれない。
今日は朝から雨模様で1年ぶりの伊豆行きの気分も環境も無かったが、高校2年生の娘が「今日は体育祭の集まりでつまんないから帰って来た!今日しか伊豆行けないから行こう!」と乗りと弾みで出かけたが、小田原付近で「雨降ってんじゃん」「伊豆の先端は案外晴れてるんや」「海波今日、駿台の最終日だよ」?
先日、駿台の1限を高校の追試で欠席しただけで「お前1日いくら払ってると思ってんじゃ!」と怒鳴ったのに、伊豆行きであっさり1学期最終日を休む。価値観の置き場が色々あるもんだ。そんな矛盾が案外気に入ってるのかも知れない。