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好きこそものの上手なれ

2013.05.12

コラム

使えなくなった江戸小紋の版
これを作った人は、これが好きなのだろう。そうでなければリピートまでたどりつけないで止めるか、気が入らず失敗してしまうほど。職人は何枚も重ねた渋紙を刃を研がずに一気に細工していく。
大事なのは本人が志をどれだけ持てるか、どれだけそのことが好きかにかかっているように思う。
以前他で書いたが、ある本に剣道の師範が弟子の入門に二年間の素振りを課すという話が載っている。
師範が二年間ずっと素振りをしろというのは、ふるいにかけていることで、ただ二年素振りをした者と、一回一回工夫して素振りをした者では、二年後に雲泥の差が出る。お分かりだろうが毎回どうしようか考えて振っていた方が、ただの技巧ではない上達がある。これを見て師範が、お前は見所のある奴だということになり、入門を許可するという。
あとはこれを実際に美術に置き換える。
それが出来れば見せかけではなく本物の力が付く。(K)

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