資料とイメージ課題
2011.05.21
ギャラリー/制作工程毎回、イメージ課題でつまずきますね
それでは、まず
1)せめて「手のデッサン」くらい上手くなりましょう
2)せめて「石膏デッサン」ギリシャ風に描きましょう
3)せめて「静物デッサン」密度を上げましょう
そして「イメージ課題」
学生講師からネタが無い、資料が少ない、等と言われます。
その通りです。自分の進む道の「情報が無い」と言うのはあり得ない事です。
僕はスキーとサーフィンが得意でした。高校生の時から学校休んで一人で白馬八方尾根、鹿島槍ヶ岳にこもっていました。
スキーの道具はもとより、修理やメンテナンスの道具や方法も熟知していました。
ターン(カーブ)でスピードを落とさない研究。
板のエッジ磨き、裏の平滑面出し、ワックス掛け等、毎晩宿の乾燥室で手入れをしました。宿の人や、ショップの人に聞きました。色んなショップやメーカーで情報収集しました。
大学の彫刻科やディズニーの修復工事等で使うFRP。
僕はサーフボードの修理で覚えました。ハンズやホームセンターで色々捜します。
案外きちっとした答えが帰ってきません。教えてくれても十人十色です。
2浪から美術を始めたとき、解らないので絵具を全色買いました。
ニュートンガッシュ全色(60色)ペリカンガッシュ全色(60色)ターナーガッシュ全色(60色)リキテックス30色くらい、透明水彩30色くらい。
毎回もって帰りました。毎晩家で絵具の研究をしました。置いて帰った事等一度もありません。
「どれ買うのですか?」と聞いてはいけません。
「何色買うのですか?」と聞いてはいけません。
全部買うのです。
そうすれば、参考資料も自然に見えてくるでしょう。
もし参考資料が解らないなら、具体的な助言
「つべこべ言わず、ワイエスくらい買ってこい」
プロになる為に美大を目指してるんですよね?
そんな事ではプロの道は遠いです。
芸大や多摩美に受かってる人は受験生の段階で「プロ」です。
音大や体育大を見て下さい。
甲子園や花園に出てる奴を見て下さい。
そこら辺の高校生の部活とは格段に違います。
例えばPL学園の野球部はプロです。凄いです。体格が違いすぎます。
体育大学や音大はそんな高校生ばかりが進学します。
美大合格者もそうです。
「なんで受かんないんだろう?」
「どんな子が受かってんだろう?」
いつも言う様に、象鯨美術学院の講師を見て下さい。
彼らのして来た事をそのままやって下さい。
それが合格者への近道です。